本文へスキップ

Japan Patients Association

お電話でのお問い合わせはTEL.03-6902-2083

メールでのお問い合わせ  jpa@ia2.itkeeper.ne.jp 

第1回「障害者政策委員会」が開催される
−JPAから伊藤代表理事が委員として出席−
 障害者基本法に基づき、新たに内閣府に設置された「障害者政策委員会」(以下、政策委員会)の第1回会議が7月23日に首相官邸で開催され、伊藤たてお代表理事(JPA)も委員として出席しました。

 政策委員会は、障害者基本計画の策定又は変更に当たって調査審議や意見具申を行うとともに計画の実施状況の監視や勧告を行うことを目的としたものです。障害と難病の関係では、障害者基本法が2011年8月に改正され、難病も「その他の障害」として同法の中に位置づけられました。そして、今年6月に成立した障害者総合支援法の対象に一部の難病が含まれるようになっています。
 開会にあたり、野田佳彦首相から「障害のある人もない人も、共に支え合う共生社会の実現を掲げたい。一人でも多くの方にぬくもりを感じてもらえるような内容に仕上げてほしい」といったあいさつがありました。
 続いて各委員の自己紹介があり、伊藤氏は「最近の難病に関するさまざまな治療の研究、あるいは細部の研究は、従来は治らないと思われていた障害(病気)についても治療の可能性を大きく切り開いています。そういう意味で、今回から私どもを入れていただいたことは福祉の面でも治療の面でも医学の面でも大きな転換期になるだろうということを期待して、今後の活動を進めてまいりたいと思います。」と意気込みを述べました。

 委員会は石川准委員(静岡県立大学教授)を委員長に選出し、2013年以降の政策の方向性を示す障害者基本計画などについて話し合われました。
 次回は8月20日の予定です。
 会議の様子は政策委員会のホームページで視聴できます。
 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html

                                        (文責 藤原 勝)
   

2012年7月31日