Japan Patients Association 
参加された方の感想
 視察後、帰りのバスの中でご参加された方に一言、感想を述べていただきました。(インタビュー順)
 (敬称略)
宮川輝男
被災地をまわり、いかにすごい大災害だったかということを実感できました。早くみなさんが元気になれるように祈っています。

野原正平
2011年5月にほぼ同じようなところをまわったのですが、前はたいへんさが見えたのですね。ところが今は整備されて、たいへんな問題が見えなくなっているということがあります。見えなくなっているなかでの苦しみとか悩みという問題をあらためてたくさん発見したというか、勉強させていただいたというのが率直な感想です。
それにそなえて、どうしたらいいかということを一緒に考えていきたいと思います。

一樋義明
福島の原発事故の問題も含めて、まず人命を大事にする今後の対策が必要だと感じました。

箕輪信治
百聞は一見にしかずと言いますが、2年経った今でもこんな状態であるとひじょうに驚きました。被災者の方が明るいニュースを聞けるように、行政の方も含め早い対策をお願いします。

横田勝之
テレビ新聞で見ておりますが、現地で見るのとは大違いでございまして、まさに肌で感じるツアーということで大いに参考になりました。早く復興を願っております。

林 大
2日間現場に入って、復興、復旧というのはいかにたいへんかということをあらためて強く感じました。たいへんいい機会だったと思っています。

林 豊子
今、言葉にならない気持ちでおります。2年経ってもまだまだ道は遠いということを感じさせられた2日間でした。どうもありがとうございました。

馬上和久
2日間とも、ちょっと立場の違おうというか位置づけの違う被災地をそれぞれ見せていただきました。1日目は原発の被災地である福島。ここでは遅々として進まない復興の中で患者さんがどうしているのだろうということで、もう少し患者さんの声も聞けたらよかったかなぁと感じています。
2日目の今日は閖上を中心にたいへん津波の被害の大きい状況をつぶさに見せていただき、ここもまた別の意味での復興が進んでいない中で該当する方々はたいへんだろうと思っています。自分の組織に持ち帰って支援の糧にしたいと思っています。ありがとうございました。

若林祐子
映像や写真では枠の中にはまっていて、その範囲しか観られませんが、こうして現場に来ると自然がどんなに大きくて、その中で人間がどんなに小さいか、それを五感で感じざるを得ません。自然の力のすごさを行政の人や議員さんは全員現場にくるべきだと思います。そして日本がいまこうだということを感じて、それから始めてほしいと思います。
昨日、福島の方にお会いして、りっぱな家があるのに皆さんを案内できないのが残念だと言っておられました。その前向きに生きておられる姿や他をあてにしていられない、自分が元気でやらないと、という気持ちを強く感じました。それに対してなにができるのか、今は答えが出ませんが、考えていきたいと思います。

岩谷祐子
実際に来てみて、本当はそこにあるはずの家などがまったくないのに対して、そこにないはずの車などが畑の中にぽっこりあったりとか、これが同じ日本なのかという気がしました。まだまだこれからやらないといけないことがいっぱいあるでしょうし、2年経った今もまったく復興が進んでいないという現地の人が言っているということは、まだ先は遠いのかなぁと思います。
これからなにができるのか、ちょっとずつ考えていければと思います。ありがとうございました。

佐藤仁子
私も地元なのですが2年経ってあらためて、亡くなった方の土地の土台のなかにお花がいけてあり、それを見るたびに涙が出てきて悲しくなりました。早くよくなってほしい、きれいになってほしいと思う反面、これはやはり忘れてはいけないものだと思います。

北村正樹
2日間、現地に足を踏み入れまして自分の目で見るのと映像などで観るのとの違いを大きく感じました。特に1日目は原発事故による原子力の影響というのが、復興をひじょうに妨げているということを強く感じました。ありがとうございました。

山崎洋一
復興はぜんぜん進んでいない、まだこれからだということをこの目で見て、人からお話を聞いて強く実感した2日間でした。特に福島の悲惨さを強く感じまして、報道を見ているよりも反原発という気持ちを強く持ちました。

原喜美子
私たちは難病になって死への恐怖を何度も味わってきていますが、ここで亡くなられた大勢の方の、そのときの心境はどんなものだったのだろうと、そういう思いを感じました。また、家族との別れを味わった方たちの物的な復興はもちろんのこと、心の復興というのも早くできればいいなぁと思いました。

小関 理
根本的な除染、つまり原発を無くすということがいちばんではないかと思いました。産業がどうのこうのと言うのであれば、原発よりも廃炉のための産業を起こすという考え方でやればいいなぁと今は考えております。とにかく、いったい金がどこに行っているのかわからないような税金の使い方は、やめるほうがいいと思っております。

渡邊善広
今回は皆さんのご協力により、たいへん有意義なツアーになりました。原発の件ですが、あまりにも後遺症が長くかかりすぎているというのが一つ。除染といっても名ばかりで進まないというのがもう一つ。あと、原発の放射能漏れをゼロにしてもらいたいです。まだまだちょろ出しのような状態なので、まずは止めてもらって、それから再稼働するかしないかという話をしてもらいたいと思います。
それから、津波の被害のほうですが、思ったよりも復興が進んでいないのが現状だと思います。ただ、ガレキのほうは福島と違って宮城は処理が早いというのが感想としてあります。

青木美希(朝日新聞記者)
今回は同行させていただき、どうもありがとうございました。今回「プロメテウスの罠」のこととか、私が取材していた閖上地区のところでご案内させていただきました。どこまでお役に立てたかはわかりませんが、皆さんの難病患者としての思いなども伺い、私としてもたいへん勉強になりました。また、今後もどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

伊藤たてお(JPA)
いろんなことを、あらためて感じさせられました。人類はどこまで行くのだろうか。人間と自然の力、科学と自然のバランスというのがどこかで崩れる。それをどこで受け止めていくのか。どのように利用していくのかということも考えなければならないと思います。
原発については、その被害の広大さ、時間的な長さというのも気の遠くなるような話だとあらためて思いました。今後、これをどのように展開していくのか。少なくとも広島、長崎を体験した日本人は、福島の原発についてあらためて考え、世界に伝えていく義務があると思います。
あと、閖上地区、山元町をはじめ宮城県の震災被災地、特に津波の被災地を見て、人間は自然に逆らった生き方をするべきではないと感じると同時に、なぜ被害が大きかったのか、防げなかったのかということも考えていかなければならないと思います。また、被災された方々の思いというのが、たいへん強く伝わってくるツアーでした。福島を忘れないように、今後もこういった活動を続けていきましょう。

藤原 勝(JPA)
取材担当として、今回の貴重な体験を多くの人に伝えなければと思います。まだ復興には時間がかかりそうですが、被災地の方々が、あのとき生き残れてよかったなぁと心から思える日がくるまで、私たちも共に歩みたいですね。

〔番外編〕運転手の朝倉さん (23日夜の学習会での発言)
私とか、そのまわりにいる人たちが感じていることですが、まず一つが、「がんばろう福島」とか「がんばろう宮城」という言葉をよくみるのですが、何をがんばればいいのか。もう十分がんばっているのだから、ああいうのはどうかやめてくださいという話があります。
もう一つは、何も特別な扱いはしていただかなくてもいいので、今までと同じように何ごともなかったように付き合ったり、物を仕入れてくれたり、買ってくれるのがいちばんうれしいし、それが復興のいちばんの近道ではないかという話をよくします。逆に、特別扱いされることが復興を遅らせているのではないかということを感じていまして、お偉い方々はもう少し考えていただけないかとなぁと思う日々があったりしています。

                                                                      以上

                                                                                                                                                   
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